コラム

国際女性デーに向けて ー組織を動かしているシングルマザーたち

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国際女性デーにあたり、まずは私たち自身の現在地を可視化することから始めたいと思います。 

組織の中枢を担う存在  

現在Robo Co-opでは、5名の日本人のシングルマザー社員が在籍しています。 
そのうち4名は、各部署のコアメンバーとして意思決定を担っています。 

コアメンバーは、 

プロジェクトの意思決定 
現場の最終判断 
難民雇用支援の運営管理 
各部署の方向性設計 

など、組織の中枢を担っています。 

そして同時に、私たちはそれぞれの家庭の世帯主でもあります。 
生活を支える最終責任を負い家計を担い子どもの未来を守る立場にある存在です。 
そこには、明確な経済的責任があります。

その責任は、仕事と家庭を「両立する」という言葉では表しきれません。 
組織の意思決定と、家庭の意思決定
その両方に最終責任を持っているということです。
 

私たちは“支援される存在”ではありません 
組織を動かす担い手であり、家庭を支える担い手でもあります。 

それでも残る、無意識の前提

一方で、私たちの組織が常にその前提で設計されてきたかといえば、そうとは言い切れません。 

夜は時間があると思われること。 
予定変更が気軽に行われること。 
夕方からの会議が当然のように設定されること。 
土日は空いていると見なされること。 
「子どもの預け先さえあれば対応できる」と考えられてしまうこと。 

こうした場面は、特別な出来事ではなく、日常の中にあります。 

子どもがいる生活は、一人分の予定ではありません。 
複数人分の生活と責任を同時に調整しながら働くということです。 

  • そしてそれは、責任が軽いから配慮が必要なのではありません。 
    むしろ、世帯主としての責任を持ちながら、仕事においても結果を出す覚悟で立っているということです。 

    仕事を「できる範囲で」担っているのではなく、 
    組織の未来を左右する意思決定を、当事者として引き受けています。 

社会を語る前に、構造を問い直す 

社会に向けて何かを提言する前に、まずは自分たちの組織の構造を問い直す。 
それが今の私たちにできる一歩だと考えています。 

Robo Co-opはまだ道半ばです。 
無意識の前提は残っていますし、設計は十分とは言えません。 

しかし、声が上がれば対話をする 
困っていない側の基準で決まっていた時間や進め方を見直す。 
責任ある役割を担う人が、家庭の状況によって評価を下げられない仕組みを考える。 

家庭を持つことがハンディではなく、 
責任を背負っていることが信頼につながる構造へ 

担い手として働ける環境へ

“担い手として働ける環境”を、理念ではなく構造として実装していく。 
当事者として、組織の一員として、この設計を見つめ直しています。 

国際女性デーだから始めるのではなく、 
もともと目指してきた姿を、この機会に可視化する。 

私たちは完璧ではありません。 
それでも、組織を動かしているシングルマザーたちとともに、設計を変え続ける意思があります。 

世帯主としての責任と、仕事への責任 
その両方を引き受けながら、私たちは組織を動かしています

それが、今のRobo Co-opの現在地です。 

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