Robo Co-opは、世界中の難民やシングルマザーにデジタルスキルを提供し、どこにいても自分らしく働ける環境を創り出すことを目指しています。ニュースで描かれる難民のイメージは、事件や混乱、荒々しいシーンかもしれませんが、Robo Co-opにはハードルの高い難民認定や高度外国人材ビザを取得し、日本で活躍するメンバーが多く存在します。 

今回インタビューに応じてくれたのは、ミャンマー出身のナインさんです。スマートで人望のある彼は、来日からわずか半年で、すでにRobo Co-opに欠かせない存在となっています。彼がどのような経緯でRobo Co-opに参加し、何を目指しているのか、その想いに迫りました。 
Robo Co-opのメンバーは語学堪能。インタビューは全編日本語で行なっております。 

・自己紹介をお願いします。 

こんにちは、ナインです。私はミャンマー出身で、2024年4月に日本に来て、6か月になります。大学では日本語を専攻し、日本語能力検定でもA級を取得しました。 

大学卒業後、コロナ禍が直撃し、2年間は何もできない日々が続きました。そんな中、知り合いがRobo Co-opを紹介してくれました。その方はミャンマーのために何かしたいという強い思いを持っていて、そこから金さんとのつながりが生まれました。 

Robo Co-opでは、未経験からRPAを学び、案件ごとに勉強しながらスキルを高めています。最初は翻訳の案件を担当していました。 

・ミャンマーでの生活はどうでしたか？ 

ミャンマーの戦争が激化していて、私の住む地域の周囲の所にも爆弾が落ちていました。50マイル先に爆弾が落ちた時、不安に感じて金さんに相談しました。すると、金さんはすぐに手続きを整え、わずか半年で日本に来る準備が整いました。本当に感謝しています。

・Robo Co-op代表の金さんの印象は？ 

最初にお会いした時は、ほんの数分話しただけでしたが、とても忙しそうな様子で「仕事が好きな日本人っぽい人だな」と思いました（笑）。後から韓国出身で、自身も北朝鮮から難民として国籍を変えた経歴を持つと知り、親近感がわきました。 

日本への入国準備もとても早く整えてくれて、期待していなかっただけに驚きました。

・日本に来る前にご結婚されたそうですね。 

はい。日本行きが突然決まり、それに合わせてパートナーと急いで結婚しました。ミャンマーでは安全が保証されていないので、今がタイミングだと思いました。来年にはパートナーも日本に来る予定なので楽しみです。 

・Robo Co-opでの仕事について教えてください。 

現在は翻訳事業に取り組んでおり、シングルマザーメンバーと一緒に日本語のネイティブチェックを行っています。メンバーのスキルがどんどん向上しているのが楽しいですね。生成AIを活用することで高精度な翻訳ができ、その内容を日本人や英語を話せるメンバーがバックアップしています。素晴らしいチームだと思います。 

・今後の展望を教えてください。 

Robo Co-opをさらに大きくしていきたいです。また、自分の語学力を活かしてビジネスも展開したいと考えています。翻訳や貿易、ハラール食事の分野などに興味があります。Robo Co-opは副業も応援してくれるので、その点もありがたいです。 

・Robo Co-opに興味のある方にメッセージをお願いします。 

企業の皆様には、直接難民支援ができなくても、Robo Co-opに案件を依頼することで支援につながることを知っていただきたいです。仕事に対する情熱と志の高いメンバーが多くいますので、ぜひご検討ください。 

挑戦者募集中！ 

Robo Co-opでは、挑戦者を全力で支え、ともに成長していくメンバーを募集しています。企業様からの新規案件のお問い合わせも常時大歓迎です。 
少しでも興味を持った方、ぜひ一度お話ししませんか？お待ちしております！
また、デジタルスキル習得によってキャリアを築きたい難民・シングルマザーが周りにいらっしゃる方のご推薦も大歓迎です。まずは当事者へ、Robo Co-opという選択肢があることをご共有してくださると大変嬉しく思います。